スピーディ・スリーブ
スピーディ・スリーブ
製品概要

これまでシャフトにオイルシールのリップによる摩耗溝ができると、シャフトを交換するか、古いシャフトを修正して再使用するしか方法はありませんでした。いずれの場合も機械の停止による損失が大きく、修理にかかる費用は大変なものです。このような時にスピーディ・スリーブを使用すれば、上記の問題を即解決します。

スピーディ・スリーブの7つの特徴

1

費用と時間を大幅に節約

軸修理の費用と機械停止の時間を大幅に節約できます。
2

耐腐食性

材質はステンレス鋼で耐腐食性に優れています。
3

超薄0.3mm

板厚は極薄の0.3mmのため、従来のシールサイズが使用できます。
4

1.25〜2.5S(Rmax)

表面仕上げは、1.25〜2.5S(Rmax)でオイルシールに対する理想的な仕上げです。
5

組込作業が容易

組込むためのフランジがついており、組込みは容易で作業は数分で終わります。
6

長寿命

新しいシャフトに使用すれば、長寿命でシャフトの焼入れ、メッキ作業が不要です。
7

液漏れなし

一体成形のため継ぎ目がなく、液漏れの心配はありません。

スピーディ・スリーブの使用例


スピーディ・スリーブの選択方法

スピーディ・スリーブは、口径12mm〜200mmまで、多数の型番が揃っています。 以下の手順で、ご使用のシャフトの [軸経と軸上の長さ] に応じた適正な型番をお選びください。

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    寸法表   価格表

スピーディ・スリーブの組込み方法

1 シールリップの位置で摩耗していなところの軸径を
 3カ所測定して平均値を算出します。
平均値が寸法表の軸径範囲内にあるものから
 型番を選定します。
2 スリーブを組込み治具に入れ、
 フランジのある側をシャフトに入れます。
3 組込み治具を木製または、
 それに類するハンマーで慎重に叩き、打ち込みます。
  組込み治具が届かない場合は、スケールやバリのない
 パイプなどを代用にして打ち込んでください。
4

フランジが邪魔な場合は、組込み後、
 フランジのまわりの切り込みに切り口を入れ、
 巻き取るようにすれば簡単に取れます。

 ムービーマニュアルをご覧下さい


組込み上の注意

古いシール面を洗浄しシャフトのバリ等を取り除いてからスリーブを組み込んでください。
シャフトの摩耗溝が深い場合は、溝を粉末金属エポキシタイプ充填剤(スリーボンド2084B本剤+硬化剤相当品)で埋め、硬化する前にスリーブを埋め込んでください。
取り付け位置は十分に溝を覆うようにし、軸端のチャンファー部をこえないようにしてください。
シールを組込む時にスリーブの後部に油を塗ってください。
同じ軸径で数種の型番があります。軸上の長さで型番を選定してください。


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